奔放な恋愛と仕事での絶望、そして運命の出会い|第7回・双極性障がいとわたし

奔放な恋愛と仕事での絶望、そして運命の出会い|第7回・双極性障がいとわたし

実家にいても母とうまくいかない。

体は少し動くようになってきたので目線が外に向くようになってきました。

離婚したことは物凄く引きずっています。

しかし、時間は誰しも平等に与えられています…無駄にはできません。

徐々に復活の兆し…

日常の変化

離婚から暫くして、まだまだ体力回復とはいえないもののライブ参戦に復活しました。

アイドルのコンサートは元旦那と離婚をしたためぼっち参加になりますが、独身の頃から好きだったので遠征だろうが気になりません。

おかげで母と顔を合わせる時間が減り、揉め事もほぼ無くなりました。

婚約指輪と結婚指輪を売り、唐突ですがエレキギターを買い習い始めました。

会社の人にも離婚の事実が広まります。(本人が話したようです)

お祝いや休職している事…申し訳ない気持ちが再び襲い苦しみます。

同僚の優しさに触れ…

そんな中、かつて仲良くしてくれた面々から、励ましでも慰めでもなく、声が掛かりました。気にかけてくれるだけで嬉しかったです。

そのうちの1人(元旦那の先輩O/男性)から「気晴らしにどこかへ遊びに行かない?」という誘いがあり、「じゃあドライブと食事に行こう!」ということになりました。

遠路はるばる迎えに来てくれ、5時間以上かかるであろうかつての思い出の場所までドライブをし、食事をとり、夜景を見て、再び自宅付近まで送ってくれました。

自宅に車を止めると親に怪しまれると思い、途中で下ろしてもらおうとしたら…そこに1匹のキジトラ猫がいました。

家族を変える猫との出会い

ハムスター飼い(その当時は飼っていません)でありながら、大の猫好きである私。スマホを向けようとすると足にスリスリ…一向に離れません。

O から「どうした?」と訊かれますが、猫は一向に離れません。

時間も遅かったのでOにはもう大丈夫と伝え、帰路につかせました。

もう写真は諦め帰ろうとすると猫がついてきます。

走ったら走り、歩けば歩き、止まれば止まる…結局家までついてきてしまいました。

とうに日付も変わっており、こっそり家に上げるわけにもいかないので一晩そのままにしておきました。

そうして朝玄関を開けるとまだその猫の姿が…。

母も大の猫好きで、昨夜ついてきた猫だ、と話したら「飼いたい!」と言い出しました。

妹にもその話が伝わり、私の「精神回復に良いのでは?」と飼うことを勧めてきました。(…というのは建前で本人も猫大好きなんです)

父は犬派なので反対しましたが、1週間トライアルで外住み(段ボールに毛布と食事)、敷地内から逃げ出さなければ飼う…ということに。

見事その猫はトライアル期間を乗り越え、うちの猫になったのです。

猫を迎えることになり、病院であれこれ必要なことを済ませ家猫になりました。

猫を通じて、母と私の関係は良好になってきました。

この子はかつて母が飼っていた猫に似ているそうで、「あの子の再来だ!」と私より喜び可愛がっていました。

奔放な恋愛模様

元職場のO

ちなみにその時のOとのやり取りはしばらく続きました。

通院のついでに私が誘って遊びに行ったり、何度か家に遊びに行って…家族が出かけてるのをいいことに体の関係を持ってしまいました。

一夜限りではなく何度も。

もちろんその一連の流れは元旦那には秘密です。

やはり寂しかったのと、何度か遊んでいるうちに心を許してしまったのが大きな理由です。

恋愛感情は お互い 当時も今も一切なく、現在もOとは当時の「友だち」の一人として連絡を取っています。(逸脱行為は離婚後ありません)

婚活で危険も…でも諦めず

「吹っ切れた!」「前向きだ!」とはいえないものの(むしろ尾を引きまくり)、自分は一人ではやっていけないタイプだと思ったので婚活を開始します。

しかし初めての婚活パーティーで出会った人にレイプ寸前の目に遭い、性的男性不信を抱えるハメに。

それでもめげずに婚活の場に出向きました。

公務員の男性

その時カップリングになったのは公務員の男性。間もなくお付き合いすることになったのですが、これといって共通点もなく、ただ何となく会うだけ…という感じが続き…。

「もしも結婚するならば」という話になりましたが、私の方は全くその気も湧かない状態。

市内転勤はあるものの拠点はその男性の実家。隣に家があるのでそこに住んでほしいと言われ、ないわー…とお別れを告げました。

田舎すぎて通院等に不便なのと好意に至らなかったのが大きな原因です。

後にその男性が父の同僚の息子さんだったことを知りました。父には仕事がやり辛くなったようで申し訳なく思いました。(今はお互い退職済み)

街コンで出会った男性と…

そして私は再び婚活の場に向かいます。

範囲を県外や元地元に広げたりしましたが、病気持ち・休職中・バツイチ・年齢と、とにかく私の条件が悪く、うまくいきません。

そこで少人数の街コンに行ってみたところ、その場で出会った人と何となーくですがお付き合いすることになりました。

8歳年上でうちの近所の会社に勤めてる人。
家もさほど離れておらず、あちこちとお出掛けしました。

会社のイベントに何度か呼ばれ、社員の奥さん方から「結婚するの?」と聞かれましたがそんな話にはなっていないし、適当にはぐらかしてました。

「何となく」の状態が続き、結婚する運びに…。

心の待ったがかかる!

こんな条件の悪い私でも収まれる所に収まるのかなと思いつつも、私は依然としてあまり乗り気ではありません。

式場、日取り、指輪、部屋が決まり、顔合わせをして入籍はいつにする…?という所でハッと目が覚めました。

「初婚の時のような喜びがない!」

流れゆくままに結婚しようとしていたのです。

そこまで時間とお金を掛けてもらって申し訳なかったのですが、婚約を破棄したい旨を伝え、お別れしてもらいました。

向こうは私のことを好いていてくれたのですが今後も応えられそうにもなかったのです…まだ元旦那の影があったのです。

しがみついていた仕事との別れ

あっさりとした幕切れ

あれよあれよと日が経ち、休職手当の満了の日を迎えてしまいました。

別居を始めて上司の前で大泣きしたあの日から一度も会社へ行くことはありませんでした。

とっくに実家へ戻っているし、あとは退職の事務手続きをするのみです。

それは淡々としたもので、書類を書いて捺印提出したら終わり。

あっけなく私の会社員としての人生が終わってしまいました。

これまで積み上げてきた特殊キャリアも、同業種に再就職しない限りは全てが無意味です。

もし結婚を続けていて、妊娠をすれば最長でも8か月後には退職しなければいけない会社だったので(産休・育休がない)、いずれこの日は来たのですが、それにしてもあんまりな退職です。

デスクの私物を片付け、持ち帰る手筈をしました。

元旦那の噂…

私の退職日とほぼ同日、元旦那(離婚したのでもう旦那さん、と呼ぶこともありません)も退職したことを伝えられました。次の職場も決めた上での計画的退職だったそうです。

Oの話によると元旦那は、離婚後手あたり次第女性新入社員に声をかけ、遊びまくっていたそうです。ですが、誰とも上手くいかなかったと。

元旦那は私との社内結婚に失敗しており…しかも別居中(この時点ではまだ離婚届けを出していない)だと知り、敬遠されたようで…。それを聞いた私は、元旦那は3回目の社内恋愛を狙っていたのかと呆気に取られました。

最初に元旦那と付き合っていた後輩Мは更に気分が良くなかったでしょう。

次の職場の決め手も元旦那と付き合っていた頃、よくスマホ写真撮影会(どちらがいい写真を撮れるかというお金の掛からない遊び)をしていました。

それが楽しかったのか、次の仕事は写真関係の仕事だとも聞かされました。

そこを詳しく聞くと何と私たちが前撮りをした写真館!何て節操のない人なんだろう…つくづく呆れました。

無職、ハローワークへ行く

ハローワークでの諸手続

退職金を受け取り、それでのんびり…という訳にもいきません。

無職になればやらなければならないことがあります。失業保険を受けるためハローワークへ出向くことです。

元会社からの書類も届き、手続きをしました。

「病気による退職」という扱いになったので、失業保険は即日給付・期限は300日ということになりました。(自己都合退職は3か月待機期間があります)

説明諸々を受け、月1の就職活動の始まりです。

苦難の就職活動

かつて便利な所に住んでいたせいもあり、普通自動車免許を持っていながら車は持っていませんでした。

月1とはいえ、ハローワークに通うのも大変でした。

残り4か月位になった頃、職員の方が「職業訓練校に行くのはどうか?」と勧めてきました。

しかし、通える範囲の場所で開催されているものには、パッとした内容のものがなく、電車で30分位の所まで行けばそれなりに身のある内容の勉強ができる所があるのですが、駅からも遠い…

精神科の薬を飲みだしてから頭も常にぼんやりしていて2ケタの足し算すらできず(暗算)、それに怒り、文章を読むにも頭の中には入らず困っているといった状態が続いていたので、資格取得レベルの講座は厳しい、ということもありました。

残された選択肢は最寄りの簿記・パソコンコース。それ高校の時(商業科出身)にやったことなんだけど…と思いつつ申し込みました。

職業訓練所での生活

これまでずっと寝たきりで、通院などたまに出かける程度の生活だったので、毎日学校に行くのは大変です。

しかし通院先の先生は就職できるかはさておき、毎日学校に通うことで朝起きて、昼ご飯を食べて…と生活リズムが整うのでよいこと!と後押ししてくれました。

簿記の授業の内容は正直退屈…。

年齢層は20代から60歳まで。簿記は高校1年生の時に習った内容からのスタートでした。クラスメイトに簿記経験者はほぼ不在に等しく。
(3級資格保持者はいた)

私が卒業した高校は、3年生までに簿記1級の取得を目指していた所だったので、授業が初歩の初歩すぎて聞く気も起きなかったのです。
大学の必須にも簿記が入っていましたが…この時も普通科からの進学者が多く、初歩からで退屈でした。

一方のパソコンの授業は、集中して勉強することができました。

というのも、元々Windowsが苦手で、仕事では主にMacを使用しており、デザイン専用ソフトをメインに扱っていたため、officeは殆ど扱ったことがなく「良い機会かな?」という前向きな気持ちで取り組めたのです。

つかの間の学生気分

父の職場が近かったので、父と一緒に行き帰りしました。

学校のほうが早く終わるので待ち時間にカラオケ行ったり、クラスメイトと話したりして第2の学生ライフを楽しんでる気分。

しかしその期間もあっという間。卒業を間近に控え、失業保険が切れるまでに就職活動を迫られます。

久々の履歴書…学生の時以来!今までの職務経歴、資格も増え、面接対策もしました。

求人票とにらめっこをした結果、隣市でwebデザイン(ECショップ)の求人があったので、そちらの会社を受けることにしました。

3か月もの間、毎日職業訓練校に通えるのかな?と危惧していましたが、いざ終わってみれば、休んだのは2日程度で、居残り勉強をする位の力の入れようでした。(1日は通院のためなので実質休んだのは1日だけ。)

婚活引き続き。

運命の出会い!

学校生活と両立し、婚活も続けていました。

そんな中、地元の街コンで運命の人と出会います。

その時はさらーっと会場見渡した感じ、「今日はないなー」と街コン友だち等と食べに走っていたんです。

そこにひと際悪目立ちした格好をしていた男性が寄ってきました。「ちょっと話をさせてほしい」とのことで、別の所に移動。

話を聞いてみるとかつて私がハマっていたヴィジュアル系音楽が好きで、お互いギターをやっている事などで話が弾み、連絡先を交換して終わりました。

それだけ盛り上がっておきながら彼とマッチングしなかったのは、私がカードを書く仕組みを知らなかったからです。婚活の回数はこなしてるのに、大事なところが抜けてますよね。彼は私の番号書いたのに!と言っていました。

押せ押せ!に押されて…

後日ご飯に誘われました。彼の地元で有名なものです。
値段は決してお手頃なものではないということは辞めてしまった会社で学んでいたのでよく知っていました。ここでも話は弾みました。

それから3回目に会った時でしょうか、彼の食いつきが早く、いきなり「付き合ってくれませんか!」ときました。(どこかで聞いたことのある勢い…)

全くの他人から始まってお互いの事あまり知らないのに…

しかしそれ以上に気になることがありました。ピアスをいっぱい開けていること、年齢の割に格好がチャラチャラしていることです。

私は「ピアスは全部外してください」と条件を出しました。

その夜、全部外したから付き合ってくれ!と写真が送られてきました。もう根負けです。お付き合いをすることにしました。

あっさり就職成功?!でも…

即採用!の罠

就職の方は前の会社で制作した作品をファイリングしていたのを持参し、社長と面談しました。

前の会社に15年在籍していたこと。根気があること。コミュニケーション能力が高いこと。デザイン力の高さ。これらを評価され、即採用になりました!再就職あっさり成功です!!

やったー!と思ったのも束の間、実際出勤・勤務してみれば求人票には記載されていない仕事内容が含まれていたのです。

慣れない業務内容…疎外感…

ECサイトの制作・運営と聞いて入社しましたが、実際の作業が検品発送作業。パートの先輩曰くこれを半年以上、それなりの成果を出せる程度にこなさないとデザインの仕事はさせない…と。話が違う!!(そしてその人に半年なり何なり決定権があるのか?という疑問)

話が違いすぎる…検品発送作業をするために就職したつもりはなかったのに。

しかし、折角決まった就職なので耐えました。

体力はまだまだ戻っていません。立ち仕事は初めてで、距離も駅から歩いて15分程あり真夏ということもあり、通勤も仕事も辛く毎日帰り着く頃にはぐったりしていました。一度帰りの道中倒れて助けられたこともあります。

一番辛かったのは人間関係。周りのパート先輩らは皆主婦・子持ち。既に和が出来上がっており、話は家のことで持ち切りで結婚していない私に入る隙はありません。

突然の解雇

ですが、ある事が社長の耳に入りました。自己紹介の一環のつもりで私が口にしたことが仇になるとは…。精神障がい者であること、精神科に通院していることです。

翌日、彼が休みだったので車で送ってもらい出勤をしたら、ミーティング前に社長室に呼ばれました。

「障がい者というのは本当か?」
「何故隠して入社した?」
「もし障がい者だというのが分かっていたら対応は考えた」
「うちには障がい者はいらない、今すぐ辞めてもらいます」

目が点…

今日までの給料は支払いますので振込先を教えてください、と、昨日まで優しく接してくれていた事務の人にも冷たい対応をされます。

出社して10分位で外に追い出されていました。

半分パニックになりながら彼に電話をしました。

彼はまだそんなに離れた場所に行っていなかったのですぐ戻ってきてくれ、先ほどの事情を話しました。

彼には出会って間もなく私がバツイチであること、障がい者であること、病名、通院していること全て伝えてありました。その上で付き合ってほしいと言われていたのです。

彼は、優しく宥めてくれました。

その足で紹介先のハローワークへ向かったのです。

ここまでの更新:

わたしが社会に出るまで|第1回・双極性障がいとわたし

仕事、一人暮らし、そしてカード地獄|第2回・双極性障がいとわたし

社内環境の変化と恋と別れ|第3回・双極性障がいとわたし

借金だらけの底辺生活から幸せの絶頂へ|第4回・双極性障がいとわたし

幸せの絶頂から叩き落とされて…|第5回・双極性障がいとわたし

闘病生活と結婚生活と仕事と|第6回・双極性障がいとわたし

奔放な恋愛と仕事での絶望、そして運命の出会い|第7回・双極性障がいとわたし

就労支援による再々就職と止まらない衝動|第8回・双極性障がいとわたし

障がい者手帳・自立支援手帳・障がい年金についての体験談|第9回・双極性障がいとわたし

続かない就労支援と病状の悪化、旦那さんの葛藤|第10回・双極性障がいとわたし

仕事と家庭と病気、そして今のわたし|最終回・双極性障がいとわたし

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