就労支援による再々就職と止まらない衝動|第8回・双極性障がいとわたし

就労支援による再々就職と止まらない衝動|第8回・双極性障がいとわたし

「精神疾患持ち」という偏見を浴び、再び仕事を失いました。

職業訓練校でカミングアウトしていましたが、誰一人偏見の目で見る人はいませんでした。

その分ショックが大きかったです…。

父からその話をベラベラ喋るな!と注意されていたのですがこういうことだったのです…。

就労支援を受けることに

彼に連れられハローワークに相談しました。

理由を話すとそういう会社も存在する…と。

でも働く意思はあるので(お買い物やライブ行く資金が欲しかった)何か手段はないか?と相談したら「障がい者就労支援」という福祉サービスを紹介されました。

A型就労支援とB型就労支援

障がい者就労支援の種類はA型とB型があります。

A型は一般企業と同じく就労が困難な人が雇用契約を交わし、一定の支援がある職場で働ける福祉サービスです。賃金(工賃)は基本的に各都道府県の最低賃金が貰えます。しかし、A型の施設は少なく定員いっぱいというのが現状です。

(B型施設は沢山ありますが、こちらも定員は埋まりがちです)

A型就労は基本的に一般就労と変わらず、違う点は一般就労に比べると勤務時間が短く、賃金(工賃)が安い所です。

勤務形態・1日当たりの勤務時間は事業所によりさまざまです。

A型は、原則18歳以上65歳未満で、身体障 がい 、知的障がい、精神障 がい 、発達障 がい や難病がある方のうち、以下のいずれかの条件を満たすと対象になります。

・就労経験はあるが現在は働いていない人
・就労移行サービスや特別支援学校での就職活動をしたものの雇用に至らなかった人

私は上に当たります。

B型は…賃金(工賃)の話を聞いてこの時点では検討しないことにしました。

カフェへ再々就職!

在住地に何か所かあるので空きがある所を探してもらい、カフェに1か所面接にこぎつけました。

面接の日が来ました。今度こそ!でも障がい者施設か…と半分期待・半分不安になりながらも無事終了。

ハキハキとした担当者でした。

それからというもの…待てど暮らせど返事が来ません。1か月近く経ち金銭的にも困窮してきます。

ある日連絡が来て「合格」と返事が来ました。

私の他に3人面接して一番ハキハキしていて接客業に向いていると思った、と採用理由を説明されました。

日程を調節し、再々就職です。

リスタート!のはずが…

接客業は初めて。可愛い制服にカフェエプロン。

正直カフェレベルではない広さでした。ファミリーレストランよりも広い。

ホール担当ということで、ここを3人(うち1人は休憩)で回す…と。

私は父の仕事(送迎)の都合で朝イチにしか入ることができず、開店準備から担当することになりました。

ブラインドを開け、植物へ水やり、テーブル・床・トイレ掃除、テーブル・ドレッシング・飲み物・トイレなど不足分の補充、洗い物のフォローなどを私一人でしましたが急いでも2時間半は掛かります。
(シフト上、他の人はまだ入っていない=手伝ってもらえない)
体力のない私にはかなりキツイものです。

開店前の時点でもうヘトヘトです。

開店前に昼休憩に入り、戻ればランチのピークタイム。オーダーを受け、運び、下げ、…開店したばかりのお店だったのでいつも満席でした。
…私が一番キツくね?

シフトがズレてたら少しは楽なのに…彼も時々様子見に来てくれました。

ピーク時間が過ぎ、空けば配食サービスの回収・清掃・収納。数百人分の洗い物のフォローに入り一日が終了。ヘトヘトどころかぐったりです。

始めて給料を貰った時は正社員で働いていた時(初任給)の2/3無い位。
やりがいはあり過ぎる程だけど、さすが最低時給…無いよりはマシだけど…
決して喜べるものではありませんでした。

そして再び訪れた「躁」…

恐怖の暴走再発

彼との交際は順調でした。抗うつ薬も卒業しています。

しかし、自分で調子がよくなった!気分最高潮!と感じる時がありました。

それは明らかに躁状態で、自分では気づいていなかったのですが、誇大的になっている所がありました。

彼とお買い物(本当は眺める程度の予定)に出かけた時、ブランド物のバッグに目がいき「買って!買って!」と無理矢理ねだり、渋られたものの最終的には買わせていました。

別の日はよそのビルでロリィタ服に再会。20代前半で卒業したものの、あの気分を高揚させたお洋服を手放したことをずっと後悔していたのです。

以前にもお話しましたが、ロリィタ服は決して安くありません。
(近年は外国製も幅を利かせていますが特に日本製は品質が高くお高い)

上から下まで揃えると大枚をはたく必要があります。

ここで再び魔のカードが登場し、ブラウスとジャンパースカートを購入しました。

以前の物は全て処分しており、再びロリィタ服を着るとなれば必要な物がいくつかありますが、そこはオークションや安物で代用しました。

止まらない衝動性

一度火がついた衝動は止まりません。

ロリィタ服を始め、普段着は毎日きてもかぶらないほど購入し、ライブやコンサート、それらに関する諸費用、アイドルグッズ…。

婚姻中に貯めた預金は全て使い果たし、気付けば半年でクレジットカード・キャッシング合わせて300万円以上の負債を抱えてしまいました。

またか…

父が毎日のように届く段ボールなどに違和感を感じ、「カードを使ってないか」と問いただされ正直にこれ位使っている…と告白。

叱咤され清算するように言われ、全額父が返済しカードは取り上げられました。

止まらない「おねだり」

しかしロリィタ服への執着は特に強く、一回お店に行って物色すると4~5着候補を出して、
「2着は自分で買うから残りは後日にでもよろしくね!(買ってね)」
と彼に言っていたそうです。(覚えていません

お取り置きを取りに行くのは彼1人。おかしな話です。

また、彼の都合を無視してあちこちに連れまわしました。
(二交代勤務ということを知らなかったというのもあり)

帰りも午前様です。

ライブにも一緒に行くことが何度かありましたが、交通費やチケットなどはなぜか全て彼持ち。(グッズ代のみ自腹)

彼をATMのように見ていた訳ではないのです。以前の9歳上の彼が全て負担してくれていたので「当たり前」のように思っていたのです。
元旦那さんの時には考えてもいなかったことなのに…酷いですね。

元旦那への怒り…突撃も?!

衝動性も増していました。

病院に通い出した当初はうつ状態だったこともあり、
「自分は元旦那さんと別居することになって憂うつだ、今すぐ死にたい」
と訴えていたのが、このときには、
「アイツ(元旦那さん)のせいで人生メチャクチャだ!ぶっ殺してやる!」
とか
「(秘密にしてるであろう)少し手直ししたご自慢の顔、人前に出られない顔にしてやる(これは正直今でも思っている…)
とか、とにかくもう荒れ狂いました。

これに加えて浪費の話をしたら薬が追加になりました。

…よく入院にならなかったな…と思います。

元旦那さんの職場にも突撃しました。募集していたモデルになりすまし観察。

応募の時点で避けられるのは分かっていましたし、写真館側も会わせてはいけないと察していました。

問題は起こしませんでしたし、起こりませんでしたが…。

ここまでの更新:

わたしが社会に出るまで|第1回・双極性障がいとわたし

仕事、一人暮らし、そしてカード地獄|第2回・双極性障がいとわたし

社内環境の変化と恋と別れ|第3回・双極性障がいとわたし

借金だらけの底辺生活から幸せの絶頂へ|第4回・双極性障がいとわたし

幸せの絶頂から叩き落とされて…|第5回・双極性障がいとわたし

闘病生活と結婚生活と仕事と|第6回・双極性障がいとわたし

奔放な恋愛と仕事での絶望、そして運命の出会い|第7回・双極性障がいとわたし

就労支援による再々就職と止まらない衝動|第8回・双極性障がいとわたし

障がい者手帳・自立支援手帳・障がい年金についての体験談|第9回・双極性障がいとわたし

続かない就労支援と病状の悪化、旦那さんの葛藤|第10回・双極性障がいとわたし

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