続かない就労支援と病状の悪化、旦那さんの葛藤|第10回・双極性障がいとわたし

続かない就労支援と病状の悪化、旦那さんの葛藤|第10回・双極性障がいとわたし

A型就労支援に契約しサービスを利用し始めるも、次第に身体的疲労とは違う疲労を感じるようになってきます。

体もですが、躁も再燃しています…そこで再び変化が訪れます

体調不良と出勤率の間で

自律神経失調症の発症

勤務中何度となく体調不良を訴え、早退・出勤率が落ちました。

身体症状としてはめまい、動悸、低血圧、立ちくらみ、倦怠感、頭痛。

精神症状は情緒が不安定になり、鬱の傾向も出てきて外に出るのがおっくうになりました。

通院の際、そのような症状があると話をしたら「自立神経失調症」という診断をされました。

よく聞く病名ですがパッとしませんでした。

しかし後にネットで調べたら思い当たる症状ばかり。

働き方の変更を求めるも…

A型就労は一般企業に雇用されることが困難な人に就労機会をを提供し、雇用契約しているので出勤率8割以上が求められます。
(自立した日常生活及び社会生活が営める訓練も含まれます)

支援員さんに配置転換を希望しましたが、雇用契約上、カフェ以外の部署で働くことは許されませんでした。
(カフェとは全く関係ない部署はいくつもあるのに…)

代替案として与えられたのはカフェのバックヤードのメンテナンスをすることでした。

6時間ひたすら廊下掃除をする、配食サービスのケースを運んで拭くなど、ホールに出ないことを強いられました。

たまに管理栄養士さん指導の下、「能力向上のための訓練」と称して食材の下ごしらえのお手伝いもしました。
(包丁のさばき方の練習はとてもタメなり…今の生活に役立っています)

自分の体調が優れないから仕方がないとはいえ、新築で決して汚い施設ではなく、数メートルの距離を「料理油で汚れた靴を追う」かの如く床や壁をひたすら拭き続けるのは違う意味で屈辱というか、精神的苦痛ではありませんか?
周りのスタッフも「何してるの?」という顔をしてます。

また解雇…

そしてその時は来ました。再び解雇の話です。

A型で就労するのには不適当と…残念ですが事実なので飲まざるを得ません。(廊下の掃除が常とか嫌だし)

辞める前、支援員さんから「障害者年金の等級が3級なのはおかしくないだろうか?もっと症状は重いと思う」という話をされ、不服申し立ての申請を勧められましたが、そのころ丁度障がい者年金の更新時期がきており、不服申し立てではなく通常の更新をしました。

「自律神経失調症がい」(自律神経失調症とどう違うのか)という病名が加わったせいか(他にも追加があったかもしれませんが失念)、障がい者年金2級に等級が変わりました。

そして、「退職願」の手続きをしました。
(自分の意思で出すのではなく、書かされました…)

以前、正社員を退職した時と違い、色んな人に囲まれながら提携型の退職願のと書類を書かされ、なんとも屈辱でした。

(前は退職願が必要とせず辞められたので…)

離婚して間もないけれど…再婚!

彼となら!

A型就労支援サービスを受けてる途中、お付き合いをしていた彼からプロポーズを受けました。お互い再婚です。

彼もまた、元旦那さんと同じく押せ押せのタイプで、お付き合いをして半年足らずで結婚を決めたようです。友だちを連れ、誰もが知る某高級ジュエリーショップへ婚約指輪を買いに行ったとか。

もちろん彼の家族は猛反対!(早すぎること、私が障がい者であること)

ですが、彼は有名企業に勤めているため経済的に安定しており、その上障がいに理解のある彼とならやっていけるのではないかと思い、了承しました。
出会ってから丸1年のことです。

新婚生活再び

お互い初婚で結婚式をしているため、人は呼ばず迎賓館を貸し切りフォト婚(昼~夜までの撮影)+ディナーで済ませました。

新居は彼の地元であり、職場へ通うのに都合がよい所にしました。

高校生の時によく遊んでいた街で、見知らぬ土地ではありません。
(とはいえ時間が経ちすぎて街並みは一変していました)

駅やスーパー、コンビニ、郵便局などよく使う所が徒歩圏なので、以前住んでいたところより田舎ではありますが、なにかと便利な場所で新生活のスタートです。

B型就労支援へ移行も…

お金の問題

またまた職を失ってしまい、どうしようものか…と悩んでいたところに「B型就労支援」の話を思い出します。

B型就労支援はA型よりも各種症状が重く、障がいや難病のある方のうち、年齢や体力などの理由から、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。

A型のように雇用契約はありません。所属…というのが正しいでしょうか?

年齢上限もなく、自分の体調やペースに合わせて働くことができます。

雇用契約ではないので、支払われるのは「賃金」ではなく成果報酬の「工賃」が支払われます。

金額は事業所によりまちまちですが、私の知っている限り、時給150円~300円辺りが相場で、生活の足しにするには程遠い金額です。

A型就労支援の時もあったのですが、「利用者負担」というものがあり、世帯持ちの人は工賃を稼がないと(フル出勤位)、収入<支出の状態になる羽目に…

※生活保護受給者、市町村民税非課税世帯は負担はありません

体力の問題

仕事はA型に比べ軽作業になるのですが、やはり体調が優れず毎日の出勤は厳しく、収入はあったり無かったりとバラバラでした。

そして私が所属した施設はメンバーが固定化していたのか既に輪ができあがっており、A型にいた時と同じく話に入れず苦痛だったのと、支援員さんが「言ってはいけない言葉」とされている言葉をふと口にしたのが気に障り、距離を置くようになりました。

この「言ってはいけない言葉」については次回話しします…。

不穏な結婚生活

旦那さんの退職…カード地獄?!

結婚して半年ほどして旦那さんが突然仕事を辞めました。当時、理由が分かりませんでした。

そして旦那さんは転職を繰り返すようになります。

かつては大手の正社員…その体で借りていたこの部屋の家賃を払うのも厳しくなり、彼にも浪費癖が現れ、クレジットカードを手に生活費や趣味に散財していました。

家賃だけでなく、水道光熱費…生活にかかるもの全てが滞りました。

そして作って間もないカードもあっという間に限度額に達し、収入に会わない支出を繰り返していたため、支払いができなくなっていました。

私が踏んだ轍を旦那さんも踏んでしまったのです。

ちなみに私は再婚と同時に、カード会社2社のうち1社とは契約解除をし、計画返済にしていたのでまだ何とか年金と僅かな収入で賄えていました。
(他に銀行からの借り入れもありましたがそれも範囲内で)

お恥ずかしい話、裁判所から出頭命令が出ました。

しかし、旦那さんが法律の勉強をした経験もあり、カード会社と話し合いの末計画返済にしてもらえました。

もちろんクレジットカードは解約でブラックリスト入りです。今後やってくるであろうスマートフォンの契約や車のローンに影響が出ます。

生活費も払えない…

旦那さんに結婚前の銀行から借り入れがあるのも判明し(私とのお付き合い費用が大半とのことでした)、水道光熱費も合わせ催促が止まらず、いつどれが止まってもおかしくない状態です。

一度だけガスが止まり、義実家にお風呂に入りに行っていました。

携帯も止まり、辛うじて外出時コンビニなどの‪WiFi頼りで一時的にネットは繋げることはできました…

電話も止まっていたため離婚した実母方の祖父がが亡くなったことを知るのが数か月後になってしまいました。‬
(電話が通じるようになって距離を置いていた実母から連絡が入り聞かされました)

まだ現役の義実家や私の父にやりくりしてもらい何とか生活していました。

「生活できないのなら離婚しろ!」とも言われましたし、「金銭的問題が解決するまで(時期未定)離れて暮らそうか(=離婚同等)」という話に何度となくなりましたが涙涙の話し合いを繰り返し、ストレスとちょっとした言い合いで暴力も振るわれることもありましたが、乗り越えてきました。

旦那さんの苦悩

職探しは難航するも。

転職を繰り返した旦那さんですが、何とか職に就こうとしても年齢問題、業種問題、業務内容が合わない、合ってもブラック企業…職探しは難航しました。

正社員昇格!という所でいきなり切られたりもしました…。

旦那さんは元会社を離れる時「二度と戻らない」という契約をしたそうですが、会社も慢性的な人手不足で、手に職があり自社ルールを理解しているのなら復帰を認めよう、という話になったようです。

契約社員からの再スタートではありますが元サヤに戻ることができ、人並の生活を送れるようになりました。

まだ現時点で返済は途中ですが(結婚するはるか前から市民税も滞納していたようです)徐々に返済の目途がたつようになり、両親への返済も始めました。

旦那さんの悩みのタネは…私?!

旦那さんが仕事を辞めた大きな理由は「私」だったそうです。

細かくは言ってもらえませんが「主婦」としての力量の無さにイラついたのと、交代勤務での疲れを癒してくれないのと…。
(自分の趣味や仕事に夢中で…かつての結婚で私が仕事に忙しく、自分(元旦那さんが)家事をしたりで「寛げない」と言われたのがチラつく)

これは結婚する前からでしたが、旦那さんは精神的に病んで体重が180センチ49キロに落ち込むほどストレス嘔吐もみられました。(元々53キロより上にいったためしは無いらしい…細い…)

夫婦ともども、気付く。

しかし、一旦仕事を辞め色んな会社を渡り歩いたことで、今までの自分の仕事に対する姿勢の甘さ・社会の厳しさに気づき、社会人としての意識が上がりました。(遅いよ!)

今では、家庭がある、支払いもある、時間が許されればやりたいこともある!ということでモチベーションも上がっているようです。

近年は首を傷め、ブロック注射を打ったりリハビリしつつ、だましだまし頑張っています。来年辺り休業させて手術を受けさせてあげたら…と思っているところです。

毎日の食事なり、気遣いなり私の一押しも必要です。

私も旦那さんの転職・極貧生活で得た主婦としての心得です。(遅いよ!)

そんなゴタゴタの中、B型就労支援を放置している状態が続き、日にちだけはどんどん過ぎていきました…更新の時期が来ます。

ここまでの更新:

わたしが社会に出るまで|第1回・双極性障がいとわたし

仕事、一人暮らし、そしてカード地獄|第2回・双極性障がいとわたし

社内環境の変化と恋と別れ|第3回・双極性障がいとわたし

借金だらけの底辺生活から幸せの絶頂へ|第4回・双極性障がいとわたし

幸せの絶頂から叩き落とされて…|第5回・双極性障がいとわたし

闘病生活と結婚生活と仕事と|第6回・双極性障がいとわたし

奔放な恋愛と仕事での絶望、そして運命の出会い|第7回・双極性障がいとわたし

就労支援による再々就職と止まらない衝動|第8回・双極性障がいとわたし

障がい者手帳・自立支援手帳・障がい年金についての体験談|第9回・双極性障がいとわたし

続かない就労支援と病状の悪化、旦那さんの葛藤|第10回・双極性障がいとわたし

仕事と家庭と病気、そして今のわたし|最終回・双極性障がいとわたし

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