外出が怖くなり「付き合いが悪い」と言われるように…自律神経失調症と胃腸過敏・動悸の発現。タクトさん・男性の場合|第2回・精神疾患を考える

外出が怖くなり「付き合いが悪い」と言われるように…自律神経失調症と胃腸過敏・動悸の発現。タクトさん・男性の場合|第2回・精神疾患を考える

前回から、自律神経失調症のさまざまな症状について特集している。

今回は、胃腸過敏および突発的な動悸に悩まされるタクトさんの症状を見ていく。

タクトさんの症状の概要

15年前の学生時代、旅行中に胃腸の風邪にかかり、発熱と下痢、嘔吐に苦しみました。

家に帰ってゆっくり療養したいにも関わらず、調子が悪くて交通機関にも乗れない、という状況がストレスで、外出するのが怖くなりました。

公共交通機関、教室、会議室などすぐ脱出できない状況になると、呼吸苦、吐き気、腹痛、冷や汗、頭痛、動悸などの症状が出ます。

心療内科へかかると、自律神経失調症と診断されました。

外出するのが怖い

自宅にいる時はすぐに対処できるので良いのですが、外出先で症状が出たら、と思うと外出するのが怖くなりました。

仕事に支障をきたすのはもちろんですが、プライベートの予定も立てることができず、家族や友達と遊びにいく計画も立てられません。

事情を知らない人にとってみれば、とても付き合いの悪い人間に見えるようで、「あいつは協調性がない」などの評価をもらうことも少なくありません。

突然、お腹が痛くなる

特に理由もないのに、突然腹痛に襲われトイレに行きたくなります。

常にトイレがどこにあるかを考えて移動していますし、調子が悪い時は各駅停車の電車にしか乗れません。

飲食店なども個室が複数あるようなお店(ショッピングモールに入っているようなお店ならGOOD)なら安心ですが、個人のお店など心配でご飯が食べれません。

必ず症状が起こるわけではなく、ない日もあるので振り回されています。

動悸が苦しい

ストレスがかかると心臓がバクバクして不整脈を打っているのがわかります。

腹痛や下痢で死ぬことはありませんが、不整脈の場合「このままここで死んでしまうんではないだろうか?」ととても不安になります。

そういうことを考えると気持ちも悪くなり、頭はガンガン、冷や汗がだらだらと止まらなくなります。

さらに呼吸困難も同時に起こり、「ここで死んだらみんなに迷惑がかかる」と最悪な気持ちになります。

タクトさんの講じている対策

心療内科に通ってカウンセリングを受けています。

さらに時々、循環器科や消化器内科を受診して、内臓に原因がないことも確認しています。

そうすることで、「これは心因的なものなんだ」と考え「この症状で倒れることはない」と言い聞かせるようにしています。

こういう自己暗示は意外と効果があると思います。

それでも100パーセントコントロールできるわけではないので、軽めの精神安定剤(アルプラゾラム)を処方してもらっています。

症状が出そうなときに頓服として飲むと、落ち着いてコントロールできるようになりました。

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