「喜怒哀楽がジェットコースター」…12の境界性パーソナリティ障害の症例②|第9回・精神疾患を考える

「喜怒哀楽がジェットコースター」…12の境界性パーソナリティ障害の症例②|第9回・精神疾患を考える

前回に引き続き、境界性パーソナリティ障害の実際の症例について紹介していきます。

「喜怒哀楽がジェットコースター」

1. 身体や心の状態、悩まされている症状などについて教えてください。

今は症状が落ち着いているのですが、ピークのときは1日に喜怒哀楽がジェットコースターのように激しくなります。
激しい怒りや悲しみを感じたときは躊躇せずにリストカットをしたり、恋人や親に愛情を試すような行為をしたりして暴れていました。
今も周期的に見捨てられ不安に襲われ苦しいときがあります。

2. 病気のために社会や日常生活、人間関係等の中で困っていることを具体的に教えてください。

ボーダーの症状が酷い時期に友人関係を自ら破滅に追い込んだことを今でも後悔しています。
そして、そのことが軽いトラウマになっているので、新しい人間関係を築くことが困難です。
仲良くなると相手の心の深いところまで土足で踏み込みそうになります。

3. 通院・診断に至るまでの経緯を教えてください。

気持ちが不安定になる日々が続くと同時に自傷行為が始まりました。
激しく泣いたり怒る私を見た親に強制的に病院に連れて行かれ、最初は気分変調症という診断だけだったのですが、心理テストやカウンセリングをした結果境界性パーソナリティ障害も診断されました。

4. 通算の通院歴

5. 7年〜

5. 差し支えのない範囲で服用薬を教えてください。

ジェイゾロフト、ワイパックス

「見捨てられ不安からリストカットを繰り返し…」

1. 身体や心の状態、悩まされている症状などについて教えてください。

母親にも彼氏にも、見捨てられるのではと不安になります。
そんな人達ではないとわかっているのに、
「私の緊急時に母が会いに来てくれないのではないか」
とか、
「性格も外見もブスな自分から彼氏が離れていって浮気してしまうのではないか」
とか、そんなことばかり考えてしまいます。
パニック障害や発作性頻脈症なども併発してしまい、感情に振り回されていて人生に疲れています。

2. 病気のために社会や日常生活、人間関係等の中で困っていることを具体的に教えてください。

見捨てられ不安が強いので、とにかく周りが離れていくのではと強い恐怖を感じます。
期待して親密な関係にならなければ傷つくこともないとわかっているのに、仲良くなりたいと思ってしまうために傷付いてしまっている自分もいます。
そのため、職場で同僚達と仲良くなれなかったり、コミュニケーションが取りにくいです。

3. 通院・診断に至るまでの経緯を教えてください。

幼い頃に父親から虐待(母もDV被害)にあっていて、幼稚園くらいには不眠症が始まっていました。
初めてリストカットしたのは小学四年生。
ずっと腕を切り続けていたが、高校卒業してから精神科へ通院しはじめました。
通院が始まっても、しばらくは診断名も付かずに病院をたらい回しにされ、ようやく今の病院で診断名がつきました。

4. 通算の通院歴

4. 5〜7年

5. 差し支えのない範囲で服用薬を教えてください。

ソラナックス
ラミクタール
セロクエル
デパス
メインテート

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